· 

味噌餅

皆さんは、味噌餅の存在を知っていますか?
山形県置賜地方の郷土料理です。

お餅に、味噌、砂糖、青豆などを入れて仕上げ、切り餅になっています。
焼けば、ほんわりと香ばしい味噌の香り。
味わいは、甘くてしょっぱい、それはそれはとても美味しい一品なのです。

ですが、自分で作ったことはありませんでした。
母に聞いても、作ったことがないと。

そうです。
味噌餅は作るのがなかなかに難しい。
と、言われています。
ただ、混ぜればできあがるのではなく、ちょっとした水分量でちょうど良い硬さにするのが難しいとかなんとか…。
そんな噂がまことしやかに囁かれていますし、

お餅つき機やホームベーカリーがないと作れないことや、
お餅つき機を使うとなると、『もち米 一升』みたいなレシピが多く、
チャレンジするのにはハードルが高いイメージでした。

だから、ながらく、味噌餅は、私の中で
『地域のおばあちゃんが作ってくれて、お裾分けでいただくもの』という位置付けでした。

しかし、今回、ひょんなことから
担当している地元のコミュニティラジオ、FM NCVの番組で挑戦してみよう!という話になりました。


そこで、いろいろなレシピを調べてみたところ、
なんと、市販の切り餅から味噌餅を作れる!というありがたいレシピを見つけたのでチャレンジしてみました!


まずは、味噌餅に欠かせない『青豆』を煮ます。
「青ばた豆」と呼んでいます。

6時間ほど水に浸けたものを、鍋で水から煮ていきます。沸騰したら灰汁をとり、火を止めて10分ほど放置するとちょうど良い硬さに。
この、アクが、すごかったです。
かなりの量が出て、しかも、硬いメレンゲのようなアク。驚きました。

続いて。
味噌の準備。
味噌30gと佐藤30gを耐熱容器に入れ電子レンジで40秒ほど加熱。取り出して混ぜておきます。

切り餅4つを水に浸らせて、電子レンジへ。
様子を見ながら加熱し、柔らかくなったら水を捨て、先ほどのみそを混ぜ、木べらなどで練っていきます。
という、レシピでしたが、これが難しい…!!
なかなか、練れない…!!

もっと柔らかくする必要があったのかな…
でも混ぜているうちにお餅が冷めてまた硬くなってしまい…その都度レンジへ…。

でも、なかなか混ざらない…。。。


どうしよう、このままでは日が暮れる…。(もう暮れてる)
明日の生放送に間に合わなくなる…。と不安になってきたここで、一世一代の大勝負に出ました。

ブレンダー!!!

原理としてはホームベーカリーと同じだし、いけるのでは?と思い、一か八か、スティックブレンダーで混ぜてみたら…

混ざった!!!
よーし、いい感じだ!(この辺りからだいぶ必死)

餅と味噌、砂糖がよく混ざり、なめらかになったら
水を切った青豆と、クルミ、(本当は黒胡麻も入れるのですがなかったので…)を混ぜ込んでいきます。

ここは、豆やクルミが形を残すようにヘラで折り込むように混ぜていきました。最初に豆を混ぜ込み、最後にクルミを混ぜることでそれぞれ綺麗に形を残すことができました。

この時点では結構柔らかい味噌餅。
これをバットに入れて固めるのですが、
ちょうど良いサイズがなかったので、ラップでくるんで一晩…。



ちょうど良い硬さに固まってくれました😭✨

やったーー!

カットすると、、
うん✨それっぽい!!!


ということで無事、生放送に持参して実食となりました👏

味もちょうど良く、初めて作ったにしては良かったのでは⁉︎と自画自賛。
有益なレシピをあげてくださっていたサイトに感謝です…。

こちら⇨ https://www.yamada-egg.com/blog/item/「山形県置賜地方伝統の味噌餅を手軽に作ってみ/
(私はこちらのレシピを参考に、少しアレンジを加えています。)

皆さんも、よければ、試してみてくださいね☺️✨
(大変でしたが…‼︎)


後書き。
番組では、一緒に番組を作っている大矢真実さんもなんと手でついた味噌餅を持参してくれました!
ぼた餅のような、おこわのような、、半殺しの味噌餅⁉︎新しい味わい‼︎😆
真実ちゃんの自由な発想が、いつも羨ましいです!☺️美味しい生放送でした🎵

↑真実ちゃん作『味噌餅』
ゆべしのような美しい見た目✨