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力を抜く、ということ

先日の日記を投稿したら、反応があって、
嬉しくてまた筆を(スマホを)取っています📲💗

前回の日記は、もっと力抜いていきましょう、ってメッセージだったのですが、
実は、この、力抜くって、難しくないですか?

私は、難しかったです。

子供の頃から運動と音楽が大好きで
中高は陸上部の部長💨
高校を卒業してからは音楽家になりたくて歌って生きてきました🕺

でも、運動していても、
歌を歌っていても、
楽器を弾いていても、
レッスンの時に言われるのは
「力を抜いて」。

これが、本当にわからなくて。

一度、ボーカルレッスンを受けている時に、
わからなすぎて泣けてきた事があります。

力を抜いたら走れない。
力を抜いたら声が出ない。
そうじゃないですか⁉️と、
いつも心の中で怒りぎみ。

そもそも、常に力んでいてそれがデフォルトになっているので、自分が力んでいる事に気づいてない。

力を抜くってなんだ?

これが理解できないまま、
私は33歳で出産を迎えました。
さぁ、大変‼️

お産の時、何度も何度も、助産師さんに
「力抜いて‼️」と言われるのだけど、
抜き方がわからない。
どこに力が入ってるのかもわからない。

初めての出産で右も左もわからないまま、
激痛に耐えつつ、
体力は消耗し続け、
マイペースでなかなか出てこない我が子。
結果、34時間の難産となりました😇

ありがたいことに、母子共に無事に(?)お産を終えることができたので、ここから子育てが始まった訳ですが。

無事とはいえ、骨盤ガタガタ、
むくみパンパン、
出血多量。
これ、無事じゃない。

それでも24時間体制で
いつ起きて、いつ寝るかわからない息子に
喜び勇んで乳を与え、おしめを替える。
母性ってすごい。

この体験があったので、
私は「人間ってホルモンには逆らえないんだな。」と、白旗を振りました🏳️

それからかな。
やっと自分の体に目を向けるようになりました。

産後の体のために整体に通ったり、
マッサージを頻繁に受けるようになったり。
今では毎朝、小一時間ほど、自宅でヨガやストレッチをするように至りました🧘‍♀️(!)

どんなに、頭で考えても、
強い心で人生を拓いてきたつもりでも。

体という、有限の物体の
筋肉があり、
骨があり、
内臓があり、
ホルモンがあり、
DNAがあり、、、
抗えない摂理の、この体を駆使して、
実行に移していくから、やっと、
人生を作っていける訳なのです。

つまり、頭で考えたイメージを
どこまで体に落とし込んでいけるか、が肝。

例えば、
「伸びやかに歌いたい」と思って、
「伸びやかな声」を出している時、
口角は?
喉の感覚は?
どこに音の響きを感じる?
頭頂?眉間?それとも胸?お腹?

そうやって、細密に、自分の体を観察するしか無くなっていく。

体を丁寧に丁寧に観察して、ようやく、
「あ、ここ、力んでる。」
と気づくことができたのです。
そこに、日々のストレッチで体得した
力を抜く作法を施していく。

そうすると、
自分の「デフォルト」と思い込んでいた
肩の位置、首の長さ、鎖骨の角度、その他諸々が、
「こんなに動くんだ!」と驚くくらい。
自分が知らなかった自分の体と出会うことになります。

体と向き合うのは
心と向き合うのと同じように
面白いですね。

今なら、お産も、もう少し上手にやれる気がします。🤭

特に女性の体は本当に繊細なので、
年齢でも、季節でも、月の周期でも変わっていきます。
だから、毎日、毎日、観察して、大切にしてあげるしかないんです。

力んでいるところには、
深呼吸して、新鮮な空気を送ってあげましょう。

生まれてからずーっと頑張っている
体に今日も感謝して☺️♡

いつもありがとう💗