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荒野に希望の灯をともす

先日、飯豊町のNPO法人まちづくりいいでさんが行われた映画上映会でお手伝いをさせていただきました。

中村哲さんのドキュメンタリー映画
「荒野に希望の灯をともす」

冒頭の語りかけの言葉で
もう泣きそうになるくらい

「そうだよなぁ」と思わされました。

人として生きることの大切さを
思い出させてくれる名ドキュメンタリー。

「こんな世の中だから」と
なんとなく飲み込んでいる不条理に、

人として疑問を持ち、
人としてできることをする。

本来、人は
過酷な地球の自然環境の中で
生きるために手を動かし、
豊かな地球の恵みを拝借して
生かせてもらっている。

その中で、
隣の人に優しくし、
心温まる時間に幸せを感じるのではないか。

人と人とが殺し合っている場合ではない。

憎しみの連鎖ではなく
愛の連鎖を。

当たり前のことを
忘れてしまわないように
生きていたい。


上映会の日は実母に息子を預けてスタッフの合間に、
一人じっくりと鑑賞させてもらおうと思っていましたが、
息子も馴染みのある町民総合センターでの上映で、なんだかんだで息子も会場に紛れ込み一緒に見ることになりました。

でも、おかげさまで3歳の息子の、純粋な問いかけに答える機会となりました。

診療所のシーンで
「なんで泣いてるの?」
「どうしちゃったのかな?」

戦闘機のシーンで
「あれはなに?」
「なにをしてるの?」

私は、息子にはまだ映画の内容が難しくてわからないだろう、と思って決めつけていましたが
彼なりに真剣に画面を見つめていました。

新しい時代を生きる子供達に
どのように伝えていくか。
それは私たち世代の役目だと思います。